はじめに
On-Screen Keyboard improved for Input Methods (OSKIM) は、GNOME Shell extensionのひとつです。GNOME On-Screen Keyboard (OSK)の機能を拡張します。
OSKIMは、インプット メソッドごとにべつべつのオンスクリーン キーボードを用意するためのしくみをもっています。いまのところOSKIMは、日本語の「ひらがなIME」をサポートしています.
OSKIMは、Ubuntu 22.04 LTS上のGNOME 42.5でテストしています。よりあたらしいバージョンのGNOME Shellについては、今後、サポートしていきます。
インストール方法
1a. OSKIMのバンドルをダウンロードしてインストール
まず、OSKIMのバンドルをReleasesページからダウンロードします。つづいて、つぎのコマンドを実行して、OSKIMをインストールします。
$ gnome-extensions install oskim@esrille.com-0.0.0.shell-extension.zip
1b. OSKIMのレポジトリからインストール
OSKIMのレポジトリをGNOMEシェル拡張用のディレクトリのなかにつくってインストールすることもできます:
$ git clone https://github.com/esrille/oskim.git ~/.local/share/gnome-shell/extensions/oskim@esrille.com
2. OSKIMを有効にする
つぎのコマンドを実行して、OSKIMを有効にします:
$ gnome-extensions enable oskim@esrille.com
コマンドラインツールのかわりにGUIツールを利用したいときは、Extension Managerを利用することもできます。
3. GNOME Shellをリスタートする
あたらしいGNOME Shell extensionをつかうためには、GNOME Shellをリスタートしないといけません。リスタートするには、いちど、ログインしなおします。(X11のときは、Alt+F2をおして、restartコマンドを実行すればリスタートできます。)
OSKIMがうごいていると、トップバーにキーボードのアイコンが表示されます。このアイコンをタップして、オンスクリーン キーボードを表示したり、とじたりすることもできます。
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