テキストのかきかた
「タイピングの練習」のテキストは、かんたんな命令をふくんだテキストファイルで構成されています。
テキストのファイルのなかでは、つぎの表のような命令をつかうことができます。
練習問題を構成する命令
練習問題をつくる命令です。命令をよびだす順番は任意です。
| 命令 | 説明 |
|---|---|
| :hint | つぎの行から、画面ひだりがわに表示するヒントをかきます。 |
| :ime_mode [モード] | 練習で使用する「ひらがなIME」の入力モードを指定します。英数モードにするときは「A」を、かなモードにするときは「あ」を指定します。 |
| :keyboard | 練習画面にキーボードを表示するようにします。 |
| :text | つぎの行から、メニューのテキストや練習するテキストをかきます。 |
| :title [タイトル] | テキストのタイトルを指定します。 |
| :zenkaku | 半角で入力した文字(アラビア数字など)も全角とみなして評価するようにします。 |
ヒントや練習するテキストにはルビをふっておくことができます。ルビは、ユニコードのルビ用のコードポイントU+FFF9からU+FFFBに対応しています。「ふりがなパッド」をつかうと、ルビのついたテキストをかんたんにかくことができます。
ヒントやメニューのテキストのなかでは、「Pangoマークアップ言語」をつかうことができます。くわえて、テキストでは、キーボードのキーをあらわすための<kbd>タグをつかうことができます。
練習を開始する命令
練習問題の構成ができたら、つぎの命令のいずれかひとつをよびだします。
| 命令 | 説明 |
|---|---|
| :menu [ファイル名]... | 練習メニューを表示して、ユーザーの選択をまちます。[ファイル名]...には、メニュー画面からジャンプするテキストのファイル名を順番に指定していきます。 |
| :random [練習数] | テキストから練習数ぶんの行をランダムにぬきだして、練習画面を開始します。テキストの部分に単語を1行ずつかいておけば、ランダムに単語の練習をすることができます。 |
| :start | テキストをつかって、タイピングの練習を開始します。 |
練習終了後の処理をおこなう命令
:nextと:upは、どちらかひとつを指定します。
| 命令 | 説明 |
|---|---|
| :show_score | 練習結果を画面に表示します。 |
| :next | :menu命令で指定したファイルリスト中のつぎのファイルにジャンプします。 |
| :up | ひとつうえのメニュー画面にもどります。 |
じぶんで用意したテキストで練習するには
コマンドライン引数にテキストのファイル名を指定して起動すると、じぶんで用意したテキストで練習できます。
$ esrille-typing-practice [ファイル名]