ひらがなIMEつかいかた
※ ローマ字入力とかな入力のきりかえは、「設定のかえかた ― キーボード タブ」でおこないます。
入力モードのかえかた
「ひらがなIME」には、したの表にしめした５つの入力モードがあります。
| 入力モードの表示 | モードのなまえ | 解説 |
|---|---|---|
| あ | ひらがなモード | 漢字かなまじり文を入力するモードです。 |
| A | 英数モード | 英語のアルファベットや数字を入力するモードです。 |
| ア | カタカナ モード | カタカナを入力するモードです。 |
| Ａ | 全角英数モード | アルファベットや数字を全角文字で入力するモードです。 |
| ｱ | 半角カタカナ モード | カタカナを半角文字で入力するモードです。 |
現在の入力モードは、画面のトップバーの右すみに表示されています。表示が、「あ」ならひらがなモード、「A」なら英数モードです。
ふだんよくつかう入力モードは、「ひらがなモード」と「英数モード」です。そのほかのモードをつかうことは、ほとんどありません。
- 日本語キーボードでは、変換キーをおすと「ひらがなモード」に、無変換キーをおすと「英数モード」に変更できます。
- 英語キーボードでは、Caps Lockをオンにすると「ひらがなモード」に、オフにすると「英数モード」にできます。
漢字やカタカナの単語の入力
漢字やカタカナの単語も、まずはひらがなで入力します。つぎに、その単語のまうしろにカーソルがあるときに変換キーをおします。そうすると、単語を漢字やカタカナに変換できます。
たとえば、「しろうとむけのワープロの登場を期待したいですね。」という文を入力するには、「ひらがなモード」で、つぎのようにキーボードをうちます。
しろうとむけのわーぷろ変換のとうじょう変換をきたい変換したいですね。
同音異義語: 漢字の単語には、「衛星」と「衛生」のように、おなじよみかたをする単語がふたつ以上あることがあります。そのような単語のことを同音異義語といいます。同音異義語があるときは、変換キーをつかって目的の単語をえらんでから入力をつづけます。目的の単語は上下のカーソル キーでえらぶこともできます。
あとで、おなじ同音異義語を変換するときは、さいごにえらんだ単語が一覧のはじめにきています。あまりつかわない同音異義語は、一覧のうしろのほうにさがっていきます。
ヒント
- 「変換候補の選択にLLMを利用する」機能を有効すると、同音異義語のなかで文脈にあった候補があらかじめ選択されるようになります。
- ひらがなIMEの辞書にない単語は、変換キーをおしても候補にでてきません。辞書にない単語は、個人用辞書に登録することができます。
おくりがなのある単語の入力
おくりがなのある単語を入力するときも、漢字にする部分のまうしろで
あか変換いちゅーりっぷ変換のはな変換がさ変換きました。変換候補が複数あるときは、さいごが「―」（水平バー）でおわる候補をえらびます。「咲き」と入力したいときは、「さ―」という候補をえらびます。おくりがなのある単語も、いちどつかったあとは、変換候補のはじめにきます。
単語はおくりがなをうつと漢字で表示されはじめます。おくりがなのかわりに、
- おく変換→ おく―Enter → 後，遅，送，贈
- おく変換→ おく―る → 送る，贈る
おくりがなを入力していくうちに単語の候補がしぼられていきます。「遅る」というおくりがなは、ふだんはつかいません。「おくる」まで入力すると、候補は「送る」か「贈る」のどちらかにしぼられています。
よみのながさのかえかた
「ひらがなIME」は、変換キーをおすと、いちばんよみのながい漢字やカタカナをえらんで変換します。そのため、「わたしの生きがい論」と入力したいとき、はじめは、「論」ではなく「概論」がえらばれます。
わたしの生きがいろん変換わたしの生き概論このようなばあいは、Tabキーをおすと、よみをひとつちぢめられます。
わたしの生き概論Tabわたしの生きが異論さらに、もういちどTabキーをおすと、よみをもうひとつちぢめられます。
わたしの生きが異論Tabわたしの生きがい論これで目的の「わたしの生きがい論」と入力できました。
いちどつかったよみのみじかい単語は、つぎからは変換候補のはじめにでてきます。
わたしの生きがいろん変換わたしの生きがい論
ヒント:「変換候補の選択にLLMを利用する」機能を有効すると、よみのみじかい単語もはじめから候補にでてくるようになります。「わたしの生きがい論」と入力するばあいも、よみのながさを調整しなくても、はじめから「がい論」という候補がでてきます。
わたしの生きがいろん変換わたしの生きがい論カタカナ変換
カタカナの単語は、辞書になくても、カタカナキーをつかって、かんたんに入力することができます。たとえば、「シドッチ」と入力するには、つぎのようにします。
まず１回、カタカナキーをうつと、「ち」の部分がカタカナにかわって水色で表示されます。
しどっちカタカナしどっチさらに３回、合計４回カタカナキーをおすと、「シドッチ」とすべてカタカナにできます。
しどっチカタカナしどッチカタカナしドッチカタカナシドッチあたらしいカタカナの単語は入力履歴におぼえさせておくこともできます。そのためには、目的の単語が水色で表示されたら、Enterキーをおします。
シドッチEnter次回、また「シドッチ」と入力したいときは、変換キーをつかって入力できます。
しどっち変換シドッチ
ヒント: カタカナキーのかわりに、右Shiftキーをつかうこともできます。
注意: 入力履歴をクリアしたあともつかいたいカタカナの単語は、個人用の辞書に登録してください。
ひらがなIMEの情報をみる
トップバーのキーボードメニューから「ひらがなIMEについて...」をえらぶと、情報ダイアログボックスが表示されます。
情報ダイアログボックスでは、つぎのような情報を確認できます。
- ひらがなIMEのバージョン番号
- LLMおよびCUDAの使用状況。LLMを使用しているときは、バージョン番号のあとに “with LLM” と表示されます。
設定ウィンドウでCUDAを利用するように設定しているときは、つかっているGPUも確認できます。